大学生の生活におけるアルバイトの存在は大きく、最近では大学生の七割がバイトをしていると言われています。では、大学生のうちはアルバイトを必ずすべきなのでしょうか、今回は大学生がアルバイトをするメリットについて考えたいと思います。
部活動やサークルの合宿代に、講義に使う参考書代はもちろんのこと、友人や知り合いとの付き合いも多くなる大学生は、何かとお金が必要になります。友人と食事や遊びに行くことになれば、一回でもそこそこの出費は免れないでしょう。そうなってくるとアルバイトをして収入を得るという選択肢が出てくるのは当然のことです。ここで重要なのが、いかに効率よくお金を稼げるかということで、いくらお金を稼ぐことができても、バイトが忙しくてサークルや大学どころではない、友達と遊ぶ暇もないということになってしまったら本末転倒です。自分のやりたいことや優先させたいこととバイトとのバランスを上手く保てるようにしましょう。
関わる人が離れていても三歳から四歳、そして立場は皆同じ学生であるという大学とは違い、アルバイト先には様々な人がいて、その人たちと触れ合うことで学べることもたくさんあるでしょう。違う学校に通う学生、自分より十歳以上離れた上司の社員、パートの主婦など、大学のコミュニティーとはまた違った価値観の話や考え方が聞けるはずです。また、接客業のバイトならばお客さんと接することで自分の視野が広がることもあるでしょう。また、挨拶や言葉遣い、一般常識やマナーといった社会に出てから必ず必要になるものを身に着けることができるのも大学生のうちにバイトをする上での大きな利点です。
大学生ならば、数年後に控える就職活動のことはいつでも頭の片隅に置いてあることと思います。アルバイトでの経験は、就活でも役に立つことでしょう。バイト仲間やお客さんとのやり取りで培ったコミュニケーション能力は面接の際に存分に発揮できるはずです。また、学生時代に取り組んだことや頑張ったこととしてアルバイトのことを企業側にアピールすることもできます。しかしこれは他の就活生も考えるところなので、他人との差別化を図る必要があるでしょう。なぜそのバイトをしていたのか、そこで何を学び、どんな成果を上げることができたかなどをしっかりと答えられるようにしておきましょう。。
アルバイトは必ずしなければいけないというものではありません。しかしアルバイトをすることによってお金以外にもたくさんのものを得たり学んだりすることができるのです。学校や人付き合いとの兼ね合いを考えつつ、アルバイトをして大学生活を充実させられたらいいですね。