せっかくバイトを長く続けていくなら給料は多く貰えるに越したことはありませんから、自給アップを目指したいものですよね。たとえ50円のアップだとしても、月に60時間働く人ならば3000円の収入の差が出るわけで、たかが数十円と侮ってはいけません。では自給を上げてもらうためにはバイト先でどのようなことを意識して働き、具体的にどのようなことを取り組めばいいのでしょうか、いくつかポイントを挙げて考えてみたいと思います。
大きな企業によっては、バイトリーダー、フロアマネージャーのように役職によって昇給していく制度を設け、それを明確に提示しているところも多く見受けられ、飲食店のアルバイトで新人の教育ができるようになると自給が上がる、というように具体的なことが決められている場合もあるので、自分のバイト先にはどんな制度、ルールがあるのかをこまめに確認しておくといいでしょう。また、個人経営や小さな規模のお店で、上記のような明確なルールがない場合においても、他のスタッフと連携して仕事をすることが昇給に繋がることは間違いありません。
現場での仕事を教えてくれたり働くうえでのアドバイスをくれることの多い先輩は、一番身近にいる自給アップのお手本ともいえる存在です。先輩と円滑なコミュニケーションを通じて親しくなることができれば、先輩が昇給したのはいつごろなのか、仕事への取り組み方はどのようにしていたのかなど、参考になる話を教えてもらえるかも知れません。たとえ先輩が自分より年下だとしても、敬意を欠いた接し方や雑な言葉遣いで話すのは失礼です、後輩として先輩に教えてもらうという立場であることを忘れないようにしましょう。
時には自給アップの権限を持っている店長や管理職の人に直接自分の希望する自給をお願いしてみるのもいいかもしれません。もちろんそれには昇給に見合うくらいの自分の信用や実力が必要です。てきぱきと仕事をこなす、先輩をアシストしたり、後輩を助ける、他の人にシフトを変わってほしいと頼まれたり店長からからこの日に入ってほしいというような要望にはなるべく応えるなど、その店にとって欠かせない、とても役に立つ存在になることができれば、こちらの要求に応じてくれることも期待できるでしょう。
いかがだったでしょうか。ただ漠然と自給を上げてほしいと思っているだけでは何も始まりません。職場の人たちとコミュニケーションを取りつつ助け合いながら仕事に取組み、昇給に見合うだけの真面目な働きぶりと実力をアピールすることが大切なようです。